情報文化学部について
社会システム情報学科
「高度情報化社会」と言いますが、それは一体どのようなものなのでしょうか。また、その中で生きていく私たちにとって本当に必要なことは何でしょうか。
高度情報化社会の本質を把握し、その中で人と社会・技術との望ましい関係作りのために考え、行動できる能力が求められています。
このような能力を私たちは「情報リテラシー」と呼び、真の情報リテラシーの養成を本学科の教育目標としています。
そのためにはもちろん、コンピュータを操るスキルも必要ですが、それ以上に私たちが暮らす社会や人に対する問いに向かい合う力が必要です。
社会の法律・経済といった仕組み、人と情報技術との関係、情報処理者としての人間の心の仕組み、「望ましい」とか「幸せ」という価値の正体と根拠の問題について考えることが不可欠なのです。
こうした問題を通して、「私たちはどこから来たのか、何者なのか、どこへ行くのか」と問うことができる、そんな知性と教養の持ち主がこの社会を動かすとき、私たちの未来には希望が見えてきます。