名古屋大学情報文化学部

教員紹介

北神 慎司（きたがみ しんじ）

研究内容

専門は、認知心理学および応用認知心理学です。「人間の記憶と認知」をキーワードとして、以下のように、基礎的な研究から、応用的側面の強い研究まで幅広く行っています。第1に、『目撃証言』に関わる研究として、顔の識別に関する要因（言語陰蔽効果、検索誘導性忘却、ジェンダー・年齢バイアス、など）を検討したり、実際の事件（裁判）における目撃証言の信頼性に関する鑑定を行っています。第2に、『デザインやインターフェース』に関する研究として、街の案内表示だけでなく、コミュニケーションツールとしても使われているピクトグラムの理解や認識について検討したり、「美しさとは何か」を認知心理学的に検討したりしています。第3に、『動機づけと記憶・認知』に関わる研究として、金銭的報酬と記憶の固定（memory consolidation）の関係を検討したり、流暢性（fluency）と動機づけの関係を調べたりしています。